日本語明細書読み開始。多読と精読について。




ようやくスタート

昨日から日本語の明細書読みを開始しました。
週の前半は新PCセットアップの続きや光学の学習をメインに進めたため、開始が遅くなってしまいました・・・。

今のところ、以下の分野を中心に明細書を読んでいきたいと思っています。

  • レジスト材料
  • プラズマ関係(エッチング、CVD、アッシング etc)
  • 露光装置
  • その他光学関係(光学の学習と並行して)

各分野で読みたい明細書を何件かピックアップし、昨日から読み始めたのですが。
なんというか、まだまだ読むのに時間がかかりますね・・・。

昨日はプラズマアッシング関係の明細書を読み進めていました。
半導体関係のプラズマ処理についてはノートまとめ&Web上の資料読みを済ませていましたが、
Low-k膜に関する部分に時間をとられてしまいました。


一般的にLow-k膜は、SiOCを主成分とする化合物であり、比誘電率(k)を低減させるために、成分中のカーボン含有量を増やすことや膜中に空孔を設けて、ポーラス化することが試みられている。

(特開2013-26399)

上記部分で疑問に思ったことは以下の通り。

  • SiOCとは何か。
  • なぜカーボン含有量が増えると比誘電率を低減させることができるのか
  • ポーラス化とは何か。

これらをひとつひとつ調べ、コンデンサや誘電率について復習しました。
誘電率の定義やコンデンサの仕組みまで広げて調べると、やはり時間がかかりますね。

「一文からどれだけ情報を抜き取れるか、広げていけるかが大事」
「ゆっくりとやってできないことは速くやってもできない。まずはゆっくりやること」

管理人さんが各ビデオのいたるところでおっしゃっている言葉です。

これまで講座の学習を進めてきて、私自身も大量の明細書をさらっと読むよりは1件を熟読する方が自分に合っているな、と感じていました。
なので1文1文を熟読する形で進めていきたいと思っていますが、そうすると読める明細書の件数はどうしても減ってしまいますよね。

「読む量」と「読む深さ」の兼ね合いをどうするか、という問題ですね。

今のところは「読む深さ」重視で進めようと思っていますが、
適宜軌道修正が必要になるかもしれません。
背景技術だけ何件も精読する、という手もありますしね。

そういえば、特許翻訳者をやってます!!さんのブログでこんな記事がありました。
『多読』の失敗と、専門分野

うん、そうだよね。
まずは精読。がんばろう!!

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