橋元物理 第6講に関連して、
浮力に関する明細書を読みました。
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【公開番号】特開2006-271863
【発明の名称】比重計
【出願人】
【氏名又は名称】株式会社島津製作所
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固体試料の比重を測定する際には溶液中(密度既知)、空気中両方で試料の質量を測定する必要があります。
その際、測定誤差は小さいほうがよいです。当然のことですよね。
しかし溶液中で試料の質量を測定しようとすると、試料の分(※)だけ液面が上昇します。
すると測定装置の一部が浸漬してしまい、浸漬した部分に対して浮力が発生します。
これでは試料の質量が正確に測定できなくなってしまいます。
(※正確には「試料+測定装置の分」)
さて、どうしましょう?というのが本明細書の課題です。
明細書中にいくつか式が出てきましたが、導出しつつ理解しながら読み進めることができました~。
演算処理プログラムに関する話もちらっと出てきましたが、仕事柄慣れ親しんだ内容なので抵抗はありませんでした。
あと、この明細書では空気中の浮力については考慮していないようでした。
さすがにそこまで補正できるような比重計はないのかな・・・。
(空気中の浮力は極微小なので、補正する必要がないのでしょうね)
物理の明細書を読むのが楽しくなってきています。
この調子でどんどん明細書を読んでいきます。
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